2018年 宗教改革記念講演会のご案内

本年の宗教改革記念講演会は、石原知弘先生(園田教会 牧師)を講師にお迎えして、「宗教改革の伝統を新たに」と題してオランダ改革派教会の神学についてお話を伺います。皆様のご来会をお待ち申し上げます。

 

日時: 10月28日(日)午後2時~4時

場所: 日本キリスト改革派灘教会

講演:「宗教改革の伝統を新たに」

講師: 石原知弘先生

   (園田教会 牧師、神戸改革派神学校非常勤講師)

 

【講師からの言葉】

昨年500周年を記念した宗教改革は、その後の歴史の中でも絶えず新たな力と洞察を教会に与えてきました。今回の宗教改革記念講演では、今から約100年前に宗教改革の伝統を再発見したスイスの神学者カール・バルトの神学と、その影響を受けつつも批判的に対峙したオランダ改革派教会の神学についてお話したいと思います。人間の理性や宗教心に重きを置いた十九世紀の自由主義神学を神の啓示であるキリストに立ち返ることで乗り越えようとしたバルトに対して、オランダ改革派教会の神学者たちはさらに聖霊の働きの重要性を強調しました。宗教改革の伝統を新たに生かそうとしたそれらの試みからご一緒に学んでみたいと思います。

 

【講師プロフィール】

1973年、岡山県生まれ。一橋大学社会学部、神戸改革派神学校卒業。北神戸キリスト伝道所宣教教師を経て、オランダ・アペルドールン神学大学に留学。2013年8月より園田教会牧師、神戸改革派神学校非常勤講師(組織神学)。

著書『オランダ改革派神学を旅する』

   神戸改革派神学校、2017年。

共著『地の塩となる教会を目指して』

   一麦出版社、2017年。